外注費用の相場まとめ|業種別・作業種別に徹底解説

外注費用の相場を業種別・作業種別に徹底解説

「外注を依頼したいけど、費用の相場がわからない」「高すぎる金額を提示されていないか心配」——そんな悩みを持つ方に向けて、本ページでは業種別・作業種別の外注費用相場を独自調査のデータをもとにまとめています。

外注費用は発注先(クラウドソーシング・フリーランス・制作会社)や作業内容、品質レベルによって大きく異なります。相場を把握したうえで、適切な発注先・予算設定を行いましょう。


目次

  1. ライティング・記事作成の外注費用相場
  2. デザイン・バナー制作の外注費用相場
  3. Web制作・コーディングの外注費用相場
  4. SEO対策の外注費用相場
  5. SNS運用代行の外注費用相場
  6. 動画編集の外注費用相場
  7. プログラミング・システム開発の外注費用相場
  8. 翻訳・多言語対応の外注費用相場
  9. データ入力・事務作業の外注費用相場
  10. 経理・記帳代行の外注費用相場
  11. 営業代行の外注費用相場
  12. 採用代行(RPO)の外注費用相場
  13. オンラインアシスタント(オンライン秘書)の費用相場
  14. 発注先別の特徴と選び方

1. ライティング・記事作成の外注費用相場

ブログ記事・SEO記事・コラム記事などのライティングは、最も依頼件数が多い外注作業のひとつです。

作業種別 クラウドソーシング相場 フリーランス相場 制作会社相場
一般ブログ記事(1,000文字) 500〜2,000円 1,000〜5,000円 3,000〜10,000円
SEO記事(3,000文字) 2,000〜8,000円 5,000〜20,000円 15,000〜50,000円
専門性の高い記事(医療・法律等) 5,000〜20,000円 10,000〜50,000円 30,000〜100,000円
プレスリリース作成 3,000〜10,000円 10,000〜30,000円 20,000〜80,000円
メルマガ・LP文章 5,000〜20,000円 15,000〜80,000円 30,000〜150,000円

ポイント:文字単価は0.5円〜5円程度が一般的。専門知識が求められる医療・法律・金融分野は単価が上がります。SEO記事はキーワード調査込みの場合さらに高くなることがあります。

詳しい相場と見積もりの検算方法:記事作成の外注相場|文字単価0.8〜12円の理由と見積もりの検算方法


2. デザイン・バナー制作の外注費用相場

バナー・アイキャッチ・ロゴ・チラシなどのグラフィックデザイン系の外注費用です。

作業種別 クラウドソーシング相場 フリーランス相場 制作会社相場
バナー制作(1点) 1,000〜5,000円 3,000〜15,000円 10,000〜50,000円
ロゴデザイン 3,000〜30,000円 20,000〜100,000円 50,000〜300,000円
名刺デザイン 2,000〜10,000円 5,000〜30,000円 15,000〜80,000円
チラシ・フライヤーデザイン 3,000〜15,000円 10,000〜50,000円 30,000〜150,000円
アイキャッチ画像(記事用) 500〜3,000円 1,000〜8,000円 5,000〜30,000円

ポイント:ロゴは「商標登録可能なオリジナル」を求める場合、相場より高くなるケースがあります。修正回数の取り決めを事前に確認しておきましょう。


3. Web制作・コーディングの外注費用相場

ホームページ制作・LP制作・WordPressサイト構築など、Web系の外注費用です。

作業種別 クラウドソーシング相場 フリーランス相場 制作会社相場
LP(ランディングページ)制作 30,000〜100,000円 80,000〜300,000円 200,000〜800,000円
コーポレートサイト(5〜10ページ) 50,000〜200,000円 150,000〜500,000円 300,000〜1,500,000円
WordPressサイト構築 30,000〜150,000円 100,000〜400,000円 200,000〜1,000,000円
HTMLコーディング(1ページ) 5,000〜30,000円 20,000〜80,000円 50,000〜200,000円
ECサイト構築 100,000〜500,000円 300,000〜1,000,000円 500,000〜5,000,000円

ポイント:デザインとコーディングを分けて依頼するとコストを抑えられる場合があります。保守・運用費用が別途発生するかどうかも確認が必要です。

詳しい相場と工程単価での検算:ホームページ制作の外注相場|費用の内訳と見積もりを検算する方法


4. SEO対策の外注費用相場

SEOコンサルティング・内部施策・外部施策(被リンク獲得)などの費用相場です。

作業種別 フリーランス相場 SEO専門会社相場
SEOコンサルティング(月額) 30,000〜100,000円/月 100,000〜500,000円/月
内部対策(サイト診断・改善) 50,000〜200,000円 200,000〜800,000円
コンテンツSEO(記事制作込み) 50,000〜200,000円/月 200,000〜1,000,000円/月
被リンク獲得施策(月額) 30,000〜100,000円/月 100,000〜500,000円/月
キーワード調査・競合分析 30,000〜100,000円 100,000〜300,000円

ポイント:SEO対策は効果が出るまでに3〜6ヶ月かかるケースが多いです。短期間での成果を謳う業者には注意が必要です。

依頼先の選び方と契約前チェック:SEO外注の費用相場と依頼先の選び方【契約前チェックリスト付き】


5. SNS運用代行の外注費用相場

Instagram・X(旧Twitter)・Facebook・TikTokなどのSNS運用代行の費用相場です。

プラットフォーム フリーランス相場 代理店相場
Instagram運用代行(月額) 30,000〜100,000円/月 100,000〜500,000円/月
X(旧Twitter)運用代行(月額) 20,000〜80,000円/月 80,000〜300,000円/月
Facebook運用代行(月額) 30,000〜100,000円/月 100,000〜400,000円/月
TikTok運用代行(月額) 50,000〜150,000円/月 150,000〜600,000円/月

ポイント:投稿頻度・コンテンツ制作(画像・動画)込みかどうかで大きく費用が変わります。広告運用が含まれる場合は別途広告費が必要です。

公開料金23社の実額と見積もりの検算方法:SNS運用代行の費用相場|公開料金23社の実額と見積もりの検算方法


6. 動画編集の外注費用相場

YouTube動画・SNS用ショート動画・プロモーション映像などの動画編集費用です。

作業種別 クラウドソーシング相場 フリーランス相場 制作会社相場
YouTube動画編集(10分) 3,000〜15,000円 10,000〜50,000円 30,000〜150,000円
ショート動画(60秒以内) 1,000〜8,000円 5,000〜30,000円 20,000〜100,000円
プロモーション映像(3分) 20,000〜80,000円 50,000〜200,000円 200,000〜1,000,000円
アニメーション動画 30,000〜100,000円 80,000〜300,000円 200,000〜2,000,000円

ポイント:テロップ入れ・BGM選定・サムネイル制作が含まれるかどうかで費用が異なります。撮影から依頼する場合はさらに費用がかかります。

単価の決まり方と作業項目の分解:動画編集の外注相場|1本あたりの費用と単価の決まり方


7. プログラミング・システム開発の外注費用相場

Webアプリ・スマホアプリ・業務システムなどの開発外注費用です。

作業種別 フリーランス相場 開発会社相場
Webアプリ開発(小規模) 200,000〜500,000円 500,000〜3,000,000円
スマホアプリ開発(iOS/Android) 500,000〜2,000,000円 1,000,000〜10,000,000円
業務システム開発 300,000〜1,000,000円 1,000,000〜10,000,000円
API開発・連携 50,000〜300,000円 200,000〜1,000,000円
WordPress機能カスタマイズ 30,000〜200,000円 100,000〜500,000円

ポイント:開発は要件定義の精度によって費用が大きく変わります。「何をどこまで作るか」を明確にしてから発注することが重要です。


8. 翻訳・多言語対応の外注費用相場

英語・中国語・韓国語などへの翻訳外注の費用相場です。

言語・作業種別 クラウドソーシング相場 翻訳会社相場
日→英翻訳(1,000文字) 1,000〜5,000円 5,000〜20,000円
日→中国語翻訳(1,000文字) 1,000〜4,000円 4,000〜15,000円
日→韓国語翻訳(1,000文字) 1,000〜4,000円 4,000〜15,000円
専門翻訳(法律・医療・技術) 3,000〜15,000円/1,000文字 10,000〜50,000円/1,000文字

ポイント:機械翻訳(DeepL等)+ネイティブチェックという形式を利用するとコストを抑えられます。専門分野は必ず専門翻訳者への依頼を推奨します。


9. データ入力・事務作業の外注費用相場

名刺入力・名簿入力・アンケート入力・リスト作成など、事務系作業の外注費用です。データ入力は課金単位が「1文字」「1項目」「1件(1枚)」の3種類に分かれ、さらに最低受注額が総額を左右します。

作業種別 課金単位 相場 公開料金の実額(下限)
文字入力(活字) 1文字 0.3〜0.5円 0.375〜0.6円
名刺入力(8項目) 1枚 20〜35円 21〜31円
名簿入力(4項目) 1件 8〜15円 8〜15円
名簿入力(10項目) 1件 19〜50円 19〜43円
応募ハガキ入力(4項目) 1枚 10〜15円 8〜10円
アンケート入力(択一) 1問 0.5〜1.0円 0.5〜1.0円
アンケート集計(単純/クロス) 一式 15,000/30,000円 基本9,500円+200円/設問ほか
テープ起こし(60分) 1時間 6,000〜30,000円 16,920円〜
最低受注額 1案件 3万・5万・10万円など 5,000円〜100,000円(20倍の開き)

ポイント:データ入力の総額は「単価×件数」では決まりません。実際に払うのはmax(最低受注額, 単価×件数)で、単価が効き始めるのは「最低受注額 ÷ 単価」件からです。公開料金4社で名簿10項目を同一条件にして計算すると、最安の会社は2,500件付近と4,000件付近の2か所で入れ替わり、2,000件までは単価が最も高い会社が最も安くなります。100件を最低受注額10万円の会社に出すと実効単価は1件1,000円(相場19円の52倍)です。

海外で入力する場合は発注者側に義務が生じます。委託先が外国にある第三者に当たる場合、個人情報保護法28条により原則として本人の同意等が必要です。同一法人の海外拠点でも、当該国の制度を把握したうえで安全管理措置を講じる「外的環境の把握」が求められます。マイナンバーを含む帳票では、再委託に委託者の許諾が法律上の要件です(番号法10条1項)。

公開料金4社の実額と件数別の総額計算:データ入力の外注相場|単価より最低受注額で総額が決まる理由


10. 経理・記帳代行の外注費用相場

記帳(仕訳入力)・給与計算・決算補助など、経理業務の外注費用です。記帳代行は月間仕訳数、給与計算は従業員数が料金の基準になります。

作業種別 料金の決まり方 相場
記帳代行(資料をデータで渡す) 月間仕訳数に応じた月額 月100仕訳で5,000〜13,000円
記帳代行(郵送で丸投げ) 月間仕訳数に応じた月額 月100仕訳で10,000〜17,500円
記帳代行(従量制) 1仕訳あたりの単価 50〜125円/仕訳
給与計算代行 基本料金+従業員1名あたり 基本5,000〜30,000円+1名500〜2,000円
決算・税務申告 年1回の一括 法人 年10万〜30万円/個人 年5万〜15万円
経理のフル外注・常駐型 月額または個別見積 月15万〜50万円

ポイント:記帳代行の価格を最も大きく動かすのは仕訳数ではなく「資料の渡し方」です。会計ソフトと銀行・カードを連携してデータで渡す場合と、領収書や通帳のコピーを郵送する場合では、事業者の公開料金表の上で1.7〜2倍の差が付きます。また税務申告書の作成は税理士の業務であり、記帳代行会社に決算・申告まで任せることはできません。

公開料金3社の実額と年間総額の出し方:記帳代行の相場|同じ仕訳数で3倍開く理由と年間総額の出し方

経理業務全体の費用構造と見積もりの検算方法:経理代行の費用相場|料金を動かす4つの変数と見積もりの検算方法


11. 営業代行の外注費用相場

テレアポ・インサイドセールス・訪問営業などの営業代行の費用相場です。料金体系が「固定報酬型」「成果報酬型」「コール課金型」「複合型」に分かれ、どれを選ぶかで総額が大きく変わります。

料金体系 課金の対象 相場
固定報酬型 稼働人数・稼働時間 月15万〜80万円(公開料金9社の中央値50万円)
成果報酬型(アポ獲得) 獲得アポ数 1件15,000〜20,000円
成果報酬型(成約) 受注金額 売上の10〜50%
コール課金型 架電数 1コール70〜170円
複合型 固定+成果 固定月10万〜50万円+成果報酬
初期費用 戦略設計・スクリプト作成等 10万〜20万円(テレアポ特化なら4万円前後)

ポイント:営業代行は業務範囲で費用が最も大きく動きます。テレアポのみなら15万円台、訪問営業まで含めると149万円台という実取引があり、約9.7倍の開きがあります。また比較サイト掲載38社のうち24社(63%)は料金を公開しておらず、最低契約期間3か月以上の縛りが76%を占めるため、比べるべきは月額ではなく「初期費用+月額×最低契約期間」の総額です。

料金体系は計算で選べます。固定報酬型と成果報酬型の分岐は月25〜33アポ、コール課金型と成果報酬型の分岐はアポ率0.4〜1.0%です。

公開料金38社の集計と損益分岐点の計算方法:営業代行の費用相場|3つの料金体系の損益分岐点と見積もりの検算方法


12. 採用代行(RPO)の外注費用相場

求人媒体の運用・スカウト送信・応募者対応・面接代行など、採用業務を外部に委託する採用代行(RPO)の費用相場です。他の外注と違い、通年で使うサービスではないため、月額ではなく年間総額で比べる必要があります。

項目 最多層(よく引用される数字) 中央値(分布から再集計)
月額費用 10万〜20万円(18.8%) 約43万円
初期費用 5万〜10万円(17.7%) 約23万円
年間の稼働期間 3か月(20.7%) 5か月(平均5.35か月)
年間総額 約239万円
成果報酬型 理論年収の20〜35% 1名60万〜120万円程度
従量課金(スカウト送信) 1通150円〜(送信のみ) 1通1,000〜2,000円(文面作成込み)
従量課金(面接代行) 1回8,000〜15,000円

ポイント:広く引用されている「月10万〜20万円」は342人調査の最多層であって中央値ではありません。同じ調査の度数分布を集計し直すと中央値は月43万円で、20万円以上を払っている企業が62.8%を占めます。また比較表の公開料金(14社の中央値19.75万円)は各社の最安プランの下限であり、実際の支払額の中央値とは2.19倍の差があります。求人媒体の掲載費は通常この費用に含まれず、発注者の実費負担です。

人材紹介と比べるなら計算で決まります。損益分岐点は「採用代行の年間総額 ÷(理論年収 × 紹介手数料率)」。年間総額239万円・手数料35%なら、理論年収600万円で1.14名、年収300万円台なら2.28名です。年収が高い人材を複数採るほど採用代行が有利になります。

342人調査の分布集計と損益分岐点の計算方法:採用代行の費用相場|中央値は月43万円・年239万円と検算方法


13. オンラインアシスタント(オンライン秘書)の費用相場

秘書・経理・人事・Web運用などのバックオフィス業務を、月◯時間という単位でチームに任せるサービスです。他の外注と違い「時間」を買う契約なので、比べるべきは月額ではなく時間単価(月額 ÷ 月間稼働時間)です。

サービス 最安プランの月額 月間時間 時間単価 契約期間
なげっぱ(プラチナ) 110,000円 45時間 2,444円 1ヶ月〜
タスカル(年間プラン) 27,500円 10時間 2,750円 12ヶ月
フジ子さん(PLAN50) 143,000円(税込) 50時間 2,860円 1ヶ月・自動更新
i-STAFF(プレミアム) 89,100円(税込) 30時間 2,970円 12ヶ月
HELP YOU(チームプラン) 100,000円 30時間 3,333円 6ヶ月
CASTER BIZ(BASIC 12ヶ月) 132,000円(税込) 30時間 4,400円 12ヶ月

ポイント:月額を横並びにすると最安27,500円・最高132,000円で4.80倍の差に見えますが、時間単価に直すと2,444円と4,400円で1.80倍です。月額の一覧表は価格差を実際の約2.7倍に見せています。さらに未消化時間の繰越可否、超過時の課金単位(10時間単位の切り上げなど)、解約予告期間によって実際の支払額は大きく変わります。

頼めない業務があります。社会保険・労働保険の届出書類の作成と提出代行、賃金台帳・労働者名簿・就業規則の作成は社会保険労務士法27条の独占業務です(給与計算そのものは独占業務ではありません)。税務書類の作成・税務代理は税理士法52条の独占業務です。

公式料金6社17プランの実額と契約条件の比較:オンラインアシスタント比較|公式料金6社を時間単価に直すと順位が変わる


14. 発注先別の特徴と選び方

クラウドソーシング(ランサーズ・クラウドワークス等)

  • メリット:コストが低い、すぐに募集できる、多数の人材にアクセスできる
  • デメリット:品質にばらつきがある、管理コストがかかる
  • 向いている作業:データ入力・量産系ライティング・シンプルなデザイン

フリーランス(個人契約)

  • メリット:コスパが高い、コミュニケーションが柔軟
  • デメリット:信頼できる人材を見つけるのに時間がかかる、突然の対応不可リスク
  • 向いている作業:継続的なSEO記事・デザイン・コーディング

制作会社・エージェンシー

  • メリット:品質が安定している、プロジェクト管理が任せられる
  • デメリット:費用が高い、担当者によって品質が異なる場合がある
  • 向いている作業:大規模サイト制作・ブランディング・システム開発

まとめ:外注費用で失敗しないためのポイント

  1. 相見積もりを取る:最低3社以上から見積もりを取り、相場感を把握しましょう。
  2. 作業範囲を明確にする:「何を・どこまで・いつまでに」を明文化することでトラブルを防げます。
  3. 実績・ポートフォリオを確認する:類似案件の実績がある発注先を選びましょう。
  4. 契約書・発注書を交わす:口頭約束は避け、必ず書面で合意を取りましょう。
  5. 安さだけで選ばない:極端に安い場合は品質・納期・著作権に問題が出るケースがあります。

外注を上手に活用することで、自社のリソースをコア業務に集中させることができます。本ページの相場情報を参考に、最適な外注先・予算設定を行ってください。